TOP > 製品紹介 > 排水処理・マイクロフロー > 『マイクロフロー DF』 低濃度排水 膜分離装置
めっき排水をはじめとする重金属含有排水の処理。日本フイルターが独自に開発した精密ろ過膜「FIL-SEP」を搭載し、
従来の「凝集沈殿処理」に代わる、排水の膜処理を可能とする「マイクロフローシリーズ」。
高い処理水質、排水設備全体の省スペース化、そして環境負荷の低減に大きく貢献いたします。
「マイクロフロー DF」はダイレクトフロー方式を採用した低濃度排水用のタイプです。
特長
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POINT
01
極めて高い処理水質
凝集沈殿処理の場合、凝集しきれない重金属水酸化物が処理水へリークする可能性があり、水質の安定性がネックとなっていました。
マイクロフローは精密ろ過膜を利用した膜処理によって、重金属水酸化物を安定的に分離し、極めて高い処理水質を可能としています。 -
POINT
02
排水設備の省スペース化を実現
マイクロフローは、重金属水酸化物の濃縮・分離ろ過の機能を1つのユニットで行います。
凝集沈殿処理で使用される、凝集槽・沈殿槽・濃縮槽・急速ろ過器などは不要となり、排水設備全体の省スペース化を実現します。 -
POINT
03
薬品使用量の削減・環境負荷の低減
重金属水酸化物を粗大化、沈降させて処理する凝集沈殿処理では、沈降性を高めるための高分子凝集剤の添加が必要でした。
孔径2μmの精密ろ過膜「FIL-SEP」によって微細な水酸化物の分離が可能なマイクロフローでは、高分子凝集剤の添加は不要です。
また、凝集剤が不要となることによってスラッジ量の減容化が図れますので、最終的な廃棄物量を減らし、環境負荷の低減に貢献します。 -
POINT
04
重金属排水処理用に開発した精密ろ過膜「FIL-SEP」を搭載
耐酸化性タイプ「FIL-SEP oxi」もラインアップマイクロフローは日本フイルターが重金属排水処理用に開発した平均孔径2μmのチューブラー膜「FIL-SEP」を搭載。
他にはない優れた処理水質やコンパクトな装置化を可能にしています。
さらに、耐酸化性のフッ素樹脂を用いた「FIL-SEP oxi」をラインアップし、さまざまな排水に幅広く対応いたします。 -
POINT
05
ダイレクトフロー方式を採用し、低濃度排水を効率的に処理
「マイクロフロー DF」は膜分離にダイレクトフロー方式を採用。運転の際に循環ポンプを不要とし、省エネルギーを実現しながら、
低濃度排水を効率的に処理します。 -
POINT
06
処理水量に合わせた2サイズ
処理水量~10m³/hのタイプと、~20m³/hのタイプをラインアップ。必要とされる処理水量に合わせてお選びいただけます。
標準仕様
型式 | MFDW-4H | MFDW-8H | |
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目安処理能力 (m³/h) | 10 | 20 | |
膜モジュール本数 (本) | 4 | 8 | |
使用温度範囲 (℃) | 10 ~ 40 | ||
電源 (kW) 三相200V 50Hz / 60Hz | 3.75 | 6.25 | |
寸法 (mm) | 全長(L) | 2,300 | 3,300 |
全幅(W) | 1,500 | 1,650 | |
全高(H) | 2,750 | 2,750 | |
最高使用圧力 (MPa) | 0.2 | ||
運転重量 (kg) | 1,500 | 2,550 |